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樹木医

資格区分 民間資格
受験資格 樹木の診断、治療等に関する業務経験が7年以上の者。(樹木医補は1年)
試験日 -平成24年度-
試験日:7月24日
申込期間:5月1日〜6月11日
合格発表:11月下旬
試験会場 仙台・東京・名古屋・大阪・福岡 
試験科目  
受験料

18000円
研修費用:65000円

問い合わせ先 日本緑化センター  
日本樹木医会
樹木医
合格体験記
不合格体験記
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樹木医詳細
資格情報

樹木医とはクライアントからの依頼に応じて樹木の状態を調べあげ、衰弱した樹木の治療を行う木のお医者さんです。
樹木医は受験資格に7年以上の実務経験が設定されているため、学生や関係業界で働いていない人は取得することができません。
樹木医資格を取得する人はほとんどの人が会社(造園会社や環境アセスメント会社など)などに入社してから取得しています。
業界人のための資格といえます。

現在、樹木医資格取得者は全国に約1800人(2010年)存在しています。
取得者の平均年齢は高く40歳以上の人が多い。
受験資格に7年以上(樹木医補は1年)の実務経験が必須とされていることから、有資格者となる頃にはそれなりの年齢になるようです。

人間の医療行為は有資格者である医師にしか認められていませんが、樹木の治療行為は無資格者でも可能で、法律による規定はありません。
しかし、専門知識の無い人に依頼が来ることは考えにくく、樹木医有資格者でないと仕事はできないでしょう。

難易度は?

試験には第1次審査と第2次審査があり、第2次審査に合格すれば樹木医資格を取得することができる。 詳細は樹木医制度

第1次審査を受けるには7年以上の業務経験が必要になります。
業務経験とは樹木の保護・管理、樹勢回復などに関する研究や実務に従事した期間。
※樹木医補は1年。

【業務経験】
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◇大学及び研究所の教職員、研究員及び大学院生(林学、農学、造園学、園芸学等)
◇国、地方公共団体の農林・緑化関係職員
◇農林業・緑化関係の公益法人、会社等の役職員
◇農林高等学校、専門学校の教職員
◇造園業、植木生産業、農業(果樹栽培等)、林業(伐木作業は除く)等の従事者 など
あるいはそのOBの方で、樹木医にふさわしい実績のある方が対象。
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樹木医試験の合格率は約20%程度。
長期の業務経験が求められる上に、試験の難易度も高く設定されています。
基本的には独学で試験対策を行うようです。
日本樹木医会HPに合格体験記や参考図書などが紹介されているので参考に。

『第1次審査』
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120名の研修受講者が選抜される。、
◇筆記試験
◇業績審査:経験職務が業務経験として認められるものかどうかの判断がされる。
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『第2次審査』
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◇研修:2週間
◇面接:樹木医としての適性判定
◇資格審査:筆記試験と面接による合否判定
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【樹木医補について】
大学や短大・高等専門学校(樹木医登録学校)、などで樹木医に関する一定の単位を取得し、審査に合格すると、「樹木医補」として認定される。
「樹木医補」はわずか1年の業務経験で樹木医試験の応募資格が取得できる。
一般の人であれば業務経験が7年必要だが、樹木医はそれより6年早く受験資格が得られることになる。

仕事内容は?

樹木医の仕事は衰弱した樹木を専門知識を生かして診断・治療することです。
また、樹木が衰弱しないように予防処置を行うこともあります。
樹木の状態を診断した後に、外科的治療・内科的治療を用いて再び元気な姿に戻れるように治療を行います。
木の診断を依頼してくるクライアントには、自治体や造園業者などが多い。

収入は? 樹木医資格を生かして専業で生活している人もごく少数存在しているようですが、現在はほとんどの人が本業を持っていて、樹木医を副業としている人が大多数。
樹木医資格のみで生活することは現状ではなかなか厳しい。
会社や組織に所属している場合の収入は、その会社次第。
就職について 勤務先としては、樹木医資格取得者の半分くらいが造園・農林業関係で働いています。
樹木医資格の受験資格取得には、樹木に関する会社や団体に所属し、経験を積む必要があるため、とりあえず、どこか関連団体に就職する事が第1歩。
資格取得→就職ではなく、就職→資格取得の形になる。
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-更新13-03-01 -チェック14-04-01