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将棋のプロ棋士

資格区分
民間資格
受験資格

プロになる為の養成施設の「奨励会」の奨励会入会試験受験にはプロ棋士からの推薦が無ければ受験できません。
つまり弟子入りが必要となります。

入会試験には年齢制限があります。
15歳以下6級以上
16歳:5級以上
17歳:4級以上
18歳:3級以上
19歳:1級など

試験日(合格発表)
8月に奨励会入会試験を受験する。
試験会場
東京都、大阪府
試験科目
 
受験料
 
問い合わせ先
日本将棋連盟
将棋のプロ棋士詳細
難易度は?

将棋のプロ棋士になるには、将棋のプロ育成機関である奨励会に入会し、4段まで昇段していかなければなりません。(奨励会4段以上の人をプロ棋士といいます)

奨励会入会試験の受験資格は満19歳以下で四段以上のプロ棋士から受験の推薦を得た者となっていて、奨励会への受験に際し、まずプロ棋士の弟子(推薦)になる必要があります。
2008年度から研修会C1クラス以上または試験開催年に行われた日本将棋連盟主催の小・中学生全国大会ベスト4以上であれば、棋士の推薦無しに受験が可能になりましたが、入会後は弟子入りが必須となります(1年以内)。
弟子に、どのようにしてなるのかは、通っている将棋道場の関係者のツテなど、いろいろとあるようです。
日本将棋連盟では師匠の紹介はしていないそうです。

奨励会への入会試験の入会試験ですが、1次試験・2次試験とあり、基本的には対局が中心となり、面接や筆記試験などもあります。
棋力が強ければ問題はないようです。

満15歳以下は奨励会6級以上の棋力、満16歳以下は奨励会5級以上の棋力、満17歳以下奨励会4級以上の棋力、満18歳以下は奨励会3級以上の棋力等の条件を満たす必要があるので、注意が必要です。
ちなみに奨励会6級クラスといえば簡単そうですが、アマチュアでいう四段クラスの実力が必要で、かなりのレベルとなります。

小学生から奨励会へ入会する人もいて、能力次第で年齢はあまり関係ないようです。
ちなみに、谷川浩司棋士や羽生善治棋士などは、中学生で四段、つまり、プロ棋士になりました。凄いですね。

無事に奨励会に入会できれば、後は順次、級位・段位を上げ4段(プロ棋士)を目指します。
奨励会は7級から3段までで構成されており、二段までは、関東・関西にそれぞれ分かれて奨励会員同士で対局を行い、段級位に差がある場合は駒落ちで対局します。
規定の成績を収めたときに昇段・昇級することができます。

3段に関しては、関東・関西合同のリーグ戦が行われます。
奨励会3段リーグは約30名の中で、上位2人に入れば昇段となり、プロ棋士になることができます。
3段リーグは年に2度行われ、半年に2人、一年で4人しかプロになることはできません。

ただ、奨励会にいられるのは、26歳までとの年齢制限があり、26歳を超えてしまうと強制的に退会となります。(3段リーグで勝ち越している場合に限り、満29歳まで在籍することができます)

3段リーグに在籍している人は、ほとんどが学生か無職の人生を将棋にかけている人ばかりです。
3段リーグは、本当に熾烈な戦いが繰り広げられています。
何度やっても駄目な人もたくさんいて、今まで将棋だけに人生をかけてきた26歳が、いきなり社会に放り出される恐怖を考えると・・・ですね。

その他のなりかたに、プロ編入試験を受験する方法と奨励会3段編入試験を受験する方法もありますが、超難関の試験なので早々受験できるものでもなく、一般的ではないので掲載はやめておきます。

仕事内容は?

将棋の対局、解説など。
毎日、常に将棋の研究をし続けねばならず大変な仕事です。
対局数は多い棋士でも年間80局程度で、普通の棋士ではもっと対局数は少なくなります。

対局時間はノンタイトル戦で持ち時間、数時間が一般的ですが、タイトル戦になると、持ち時間が両者合わせて、16時間以上のものもあり、2日がかりで対局が行われます。
強くなっていくにつれて、棋力だけでなく、ある程度の体力も必要な職業なのかもしれません。

将棋を指している時だけが、労働時間というわけではなく、対局のない時間も棋士仲間と「研究会」などで棋譜・定跡などの研究をしたりしています。

プロ棋士になると、対局をするだけでなく、将棋のタイトル戦などで、大盤解説会(観客を集めて、舞台上の大きな将棋盤を使用し、一手一手の解説をする)やテレビなどの解説をする機会もあります。
また、話し上手であればそこから、棋士としての人気が出ることもあるようです。

一線級のプロ棋士のように、タイトル戦に数多く出場し活躍している棋士もいる一方で、自分で道場をひらき、後進の指導に尽力しているプロ棋士も存在しています。
ゴルフのレッスンプロの形式とよく似ていて、勝利を追求する事だけが、プロ棋士の仕事ではないということでしょうね。

収入は?

今のところ将棋連盟ては半年に2名しかプロ棋士になれないようにしていて、プロになってしまえば生活に困るような事はなさそうです。(現役棋士の数は約150名)
プロ棋士の平均年収は1000万円いくかいかないかくらい。

トッププロで1億オーバーの年収。
年収数千万オーバーも多数存在していて、強ければ高収入は間違いない。

プロ棋士の収入の内訳には、将棋連盟から支給される基本給と、対局料、賞金、アマチュア棋士への指導対局や解説、本の出版などがあります。

基本給は基本給は自分の所属するリーグのランクによって決定され、上位ほど高給が支給されます。
月額 名人:100万円以上、Aクラス:60万円以上 Bクラス:30〜50万円 ・・・

対局料は1対局ごとに設定されていて、重要度の高い対局ほど高額になります。
将棋界には大きなタイトルが7つあり、ほとんどがトーナメント制になっています。
つまり、勝ち進めば、勝ち進むほど収入が増えていく仕組みになっています。

賞金は一番多い「竜王戦」で3200万円です。凄い。

将棋の対戦で勝利し、対局料で稼ぐのが本道ですが、もしそれが十分にできなくても、ゴルフのレッスンプロのように、将棋の講習会などからの収入はあるそうです。
後、棋士として人気が出れば、将棋本の出版や解説などの副収入もあるそうです。

将来性は?

コンピューターが強くなってきた為、若干の不安あり。
最近、日本将棋連盟はプロ棋士に公式な場でのコンピューターとの対戦を規制しだしました。
コンピューターとの対戦でいろいろ諸問題が発生する事を避けたいようです。

チェスの世界チャンプがコンピューターに負けてしまったように、将来的には将棋の名人もコンピューターに負けてしまうといわれています。
今現在のレベルで、アマチュアのトップレベルの方でも、一番強いコンピューターにはなかなか勝てないそうで、あと10年〜20年後にはトッププロですら勝てないレベルにコンピューターが到達すると予想されていますが・・。

そうなればプロ棋士の存在理由はどうなってしまうのでしょうか?
無くなる事はないと思われますが・・・。

ただ、7冠を達成したこともある羽生さんがこんな事をおっしゃっていました。
「勝ち負けだけを争うものなら将棋にそれほどの価値はない。思いがけない発想やドラマチックな逆転が共感と感動を呼ぶ。感動的な俳句を作れないように、コンピューターに人間の共感を得られる将棋は指せません。チェスでは今も人間同士の対局を楽しむファンの数は減っていませんよ」

そう、チェスの世界チャンプは、もうコンピューターには勝てなくなったわけですが、チェス自体の人気は下がっていません。
将棋もきっとそうなることでしょう。
そう考えると、これからも大丈夫そうですね。

就職について
奨励会を勝ち抜き四段になってしまえば、就職の心配は必要ありません。
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