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資格ガイド公務員は行の資格>法務省専門職員(人間科学)採用試験 (法務教官・保護観察官・矯正心理専門職)

法務省専門職員(人間科学)採用試験

資格区分 公務員
受験資格 【矯正心理専門職A及び矯正心理専門職B】
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1.21歳以上30歳未満の者
2.21歳未満の者で次に掲げる者
  • ア 大学を卒業した者及び翌年3月までに大学を卒業する見込みの者
  • イ 並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
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【法務教官A及び法務教官B】
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1.21歳以上30歳未満の者
2.21歳未満の者で次に掲げる者
  • ア 大学を卒業した者及び翌年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
  • イ 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び翌年年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
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【法務教官A(社会人)及び法務教官B(社会人)】
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1.40歳未満の者。
2.1に該当する者のうち、法務教官A(社会人)は男子、法務教官B(社会人)は女子に限る。
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【保護観察官】
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1.21歳以上30歳未満の者
2.21歳未満の者で次に掲げる者
  • ア 大学を卒業した者及び翌年3月までに大学を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
  • イ 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び翌年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者
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試験日 -平成25年度-
第1次試験:6月9日
第1次試験合格発表:7月2日
第2次試験:7月16日〜18日
最終合格発表:8月21日
申込期間:4月1日〜4月11日
試験会場 全国各地の主要都市で実施 
試験科目 【第1次試験】
・基礎能力試験
・専門試験
・専門試験

【第2次試験】
・人物試験
・身体検査
・身体測定

試験種目 内容
教養試験
(多枝選択式)
公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験
専門試験
(多枝選択式)
法務省専門職員(人間科学)として必要な専門的知識などについて
の筆記試験
専門試験
(記述式)
法務省専門職員(人間科学)として必要な専門的知識などについて
の筆記試験
人物試験 人柄、対人的能力などについての個別面接。
身体検査 主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む。)、血圧、尿、眼・聴器その他一般内科系検査
身体測定 視力についての測定
受験料 0円
問い合わせ先 採用情報 
法務教官採用試験 
法務省専門職員
合格体験記
不合格体験記
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法務省専門職員(人間科学)採用試験詳細
資格情報

法相専門職員(人間科学)採用試験は、法務教官など人間科学の知識が必要な職種に従事する人材を採用する試験。
少年院や少年鑑別所で罪を犯した少年に対して、健全な少年として社会復帰できよう指導を行う国家公務員です。
従来は「法務教官」のみの採用試験でしたが、新たに「矯正心理専門職」、「保護観察官」の2つが加わり、3種類の官職について採用が行われています。

いずれの職種に就くにしても、少年院や少年鑑別所、刑事施設に勤務し、少年や収容者の矯正教育を行い更正への道筋をつくる仕事内容になります。
少年院や少年鑑別所に勤務しているため、刑務所の刑務官と同様に、少年期に法に触れるような行動をしない限りは、一般の人が接する機会はあまりありません。

少年少女達とと日々接し、社会への復帰を目指して共に闘います。
そのため、事務作業に従事しがちな一般の公務員とは違い、教官として、指導人としての適性が問われる職業でもあります。

難易度は?

採用試験には法務教官A(男子)と法務教官B(女子)があり、法務教官Aは主に男子収容者に対して、法務教官Bは主に女子に対しての職務を遂行します。
法務教官採用

試験の難易度は国家公務員一般職試験(大卒程度)と同レベルで、学力的には大学卒業レベル。
試験対策として、多くの人が公務員資格スクールを利用しているようです。
公務員試験全般に言えることですが、独学での挑戦は少し厳しい。

【法務教官の合格率・倍率】
平成24年度 申込者 最終合格者 合格率 倍率
矯正心理専門職A(男性)

123

21 17.0% 5.8
矯正心理専門職B(女性) 165 13 7.8% 12.6
法務教官A(男) 1066 151 14.1% 7.0
法務教官B(女) 398 44 11.0% 9.0
法務教官A(社会人)(男性) 177 19 10.7% 9.3
法務教官B(社会人)(女性) 45 8 17.7% 5.6
保護観察官 405(225) 45(28) 11.1% 9.0
仕事内容は?

法務省専門職員の仕事内容は主に少年鑑別所や少年院、刑事施設に勤務し、非行を起こした少年たちが更生できるように矯正教育を行い、より良い社会復帰ができるよう指導することです。

【矯正心理専門職】
今後の矯正に向けた処遇上の方針を定めるために、法務技官として少年達に心理検査や面接を行い、性格上の問題点や非行に至った原因などを調査します。
それらの資料が裁判や、法務教官の指導方針の決定に活用されます。

【法務教官】
円滑に社会復帰を目指して、少年達と向き合い、トラブル無く日常生活を送れるように基本的な知識や健全なものの考え方などを習得させるための教育・指導を行います。

【保護観察官】
保護観察所や地方更生保護委員会に勤務し、心理学や教育学などの専門的な知識を活かして、非行少年達の更正のサポートを行います。
仮釈放や仮退院のための調査や審査を行う。

1週間の勤務時間は38時間45分。
1日8時間程度の勤務と交替制勤務がある。
週休2日制。

収入は?

法務省専門職員の初任給は230926円。(平成24年 東京都特別区)
これら以外にボーナスなど各種手当てが支給されます。
国家公務員の平均年収は約660万円。
勤務地近辺に宿舎があり、家賃は原則無料。

就職について 法務教官採用試験に合格した後は、それだけで即採用というわけではありません。
合格後は採用候補者名簿に得点順に名前が掲載されます。
その後、希望管区に面接に赴き、内定がもらえれば晴れて法務教官になることができます。
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-更新13-02-01 -チェック14-02-01