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手話通訳士(手話通訳技能認定試験)

資格区分 公的資格
受験資格 年齢が20歳以上の者(受験日の属する年度の3月末日までに20歳以上に達する者を含む)。
試験日

-平成24年度-
学科試験:10月6日
実技試験:10月7日

申込期間:5月1日〜6月30日
合格発表:平成25年1月31日(予定)

試験会場 東京・大阪・熊本
試験科目

【学科試験】
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・障害者福祉の基礎知識
・聴覚障害者に関する基礎知識
・手話通訳のあり方
・国語
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【実技試験】
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・聞取り通訳(音声による出題を手話で解答)
・読取り通訳(手話による出題を音声で解答)
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受験料 18000円
問い合わせ先 聴力障害者情報文化センター
手話通訳士
(手話通訳技能認定試験)
合格体験記
不合格体験記
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手話通訳士(手話通訳技能認定試験)詳細
資格情報

手話通訳士とは、聴覚障害者や言語障害者など、言葉を発声してコミュニケーションがとりにくい人に代わって、「手話」という独特の方法でコミュニケーションを図る事です。
手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)は聴力障害者情報文化センターが実施する試験。
手話通訳士は公的資格です。
資格取得者の実に9割以上が女性です。
2012年の時点での有資格者は約2900人。

難易度は?

試験には学科試験と実技試験があります。
受験する前回の学科試験に合格していれば、翌年の学科試験は免除になります。
試験の難易度は高く実務経験にして3年以上は必要なレベル。
取得者の年齢層は30代が一番多く、30%以上、次いで20代と40代が20%以上。
手話通訳士の合格率は例年30%程度。

【手話通訳士(手話通訳技能認定試験)の合格率】*()は男性
  受験者 合格者 合格率
第23回
(平成24年1月)
920名 182(18)名 19.8%
第22回
(平成23年1月)
863名 184(8)名 21.3%
第21回
(平成22年1月)
932名 311(25)名 33.4%
第20回
(平成21年1月)
897名 297(21)名 33.1%
第19回
(平成20年1月)
961名 246(31)名 25.6%

手話通訳士資格の取得までの勉強方法は、専門学校などで勉強し取得した人、手話サークルや関連団体、自治体が実施する手話講座などに参加し独学に近い形で取得された人など様々。

仕事内容は?

手話通訳士の仕事は聴覚障害者や言語障害者など、言葉を発してコミュニケーションがとりにくい人に代わって、「手話」という独特の方法でコミュニケーションを図る事です。
英語と日本語の通訳と同様に、うまく聞き取れない・言葉を話すことのできない人と健聴者との通訳となります。

手話は地域や年代によって若干の意味違いが発生する場合があり、そのあたりの対応力も必要な能力。 聴覚障害者が対象になるため、健聴者とは違ったコミュニケーション能力が必要になります。

手話通訳士は手話ができれば良いだけでなく、幅広い一般教養や聴覚障害者に関する様々な情報も知っておかなければなりません。
仮にその言葉や背景を知らなかった場合、通訳するのに時間がかかってしまったり、最悪のケースでは通訳ができなくなってしまうためです。

手話通訳士の仕事は手や肩、腰などを頻繁に使用します。
その結果、肉体に慢性的な痛みが発生し仕事に支障をきたしてしまう事もあるとか。
全国手話通訳問題研究会の行った調査では、手話通訳士の約8割が肩こり、約2割が頸肩腕障害を発症しているとのデータがあります。
頸肩腕障害は、同じ姿勢のまま繰り返し手を使い続けることで、凝りやしびれに加え体のだるさや吐き気、睡眠障害などを引き起こす職業病。
手話通訳者のほか、キーパンチャーなど同じ体勢のまま仕事をする場合にかかりやすい。

収入は?

ほとんどの手話通訳士がパートタイムやボランティアであり収入状況は良くない。
手話通訳士資格取得者は2000人以上存在していますが、生活に十分な収入を手話通訳士として得ている人はほとんどいないそうです。

就職について 手話は言葉を話せない人とのコミュニケーションの手段です。
就職のニーズは聴覚障害者の方が多く利用する福祉関連施設・市役所など。
手話通訳士として、しっかりとした雇用形態での就職先は少なく、別に本業で収入を得ながら、手話通訳士としてはボランティアに近い形で活躍する人がほとんど。
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-更新12-03-01 -チェック14-03-01