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保育士

資格区分 国家資格
受験資格 1.短大、専門学校卒業者(見込みも可)
2.大学に2年以上在籍し62単位以上修得者(見込みも可)、高等専門学校卒業者
3.高校卒業者で2年以上の児童福祉施設勤務経験者
4.5年以上の児童福祉施設勤務経験者
5.外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した者
など
試験日

-平成23年-
筆記試験:8月6日・7日
筆記試験合格発表:9月17日〜9月25日
実技試験:10月9日
合格発表:11月18日〜11月27日

試験会場 全国各地:受験都道府県による
試験科目

【筆記試験】
1.社会福祉
2.児童福祉
3.発達心理学および精神保健
4.小児保健
5.小児栄養
6.保育原理
7.教育原理及び養護原理
8.保育実習理論

【実技試験】
「言語」「音楽」「絵画制作」の3分野中2分野を受験者が選択。

受験料 12700円
問い合わせ先 全国保育士養成協議会
保育士
合格体験記
不合格体験記
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保育士詳細
資格情報

保育士とは、保育所などで子供を預かり保育をする職業です。
いつの時代も女性に大人気の職業。

保育士になるには保育士資格の取得できる大学・短大・専門学校を卒業するか、保育士試験(国家試験)を受けて合格する必要がありますが、ほとんどの人(約9割)は大学・短大等を卒業し保育士資格を取得します。
養成校では保育士資格と幼稚園教諭の資格を2つとも取得できる学校が多い。
通信課程の大学や短期大学でも保育士資格の取得は可能です。

保育士試験の難易度は高いため、卒業と同時に保育士資格を取得できる学校を卒業して取得した方が容易といえます。
保育施設に就職の際も、国家試験だけの合格者よりも、実習などをこなしている養成施設を卒業した保育士資格取得者の方が採用率は良いようです。
採用側が専門学校などで実習をこなしている保育士を優先するのは、当然といえます。

将来的に幼稚園と保育所を【こども園(仮)】として統合する方針が決定されています。
それに伴い2013年をめどに保育士資格と幼稚園教諭の資格を統合した【こども士(仮)】資格の創設も検討されています。
※2010年6月現在では詳細は不透明。

難易度は?

保育士試験はマークシートの択一式の筆記試験と実技試験があります。

【筆記試験】
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8科目
1.社会福祉
2.児童福祉
3.発達心理学および精神保健
4.小児保健
5.小児栄養
6.保育原理
7.教育原理及び養護原理
8.保育実習理論
-------------------------------------------------------------------------

【実技試験】
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「音楽」、「絵画制作」、「言語」の3教科から2教科を選択し受験します。

◇音楽
指定された課題曲(2曲)をピアノ・ギター・アコーディオンで伴奏しながら歌う。

◇絵画制作
指定された課題に応じて絵を描く。

◇言語
自分の前にいる3歳児を想定し、あらかじめ用意した童話などを3分間口演する。
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保育士試験は各科目満点の60%以上で合格となり、前年、前々年に合格した科目が免除になるので、努力次第ですが、あきらめなければ合格しやすい試験試験といえます。
保育士試験の合格率は10%強と難易度は高い。
試験対策のスクールや通信講座もあります。

【保育士試験の合格率】
  受験者 合格者 合格率
       
平成22年 46820人 53624人 11.4%
仕事内容は?

保育士の仕事は保育所や託児所、乳児院、児童館などの児童福祉施設で仕事などで世話ができない親に代わって、子供を預かり生活の世話をすることです。
預かる対象は主に小学校入学前の乳幼児になります。

勤務時間などは各保育所・施設によってさまざま。
一般的には朝8時くらいから夕方6時くらいまでとなっていますが、利用者のニーズに合わせる形で、朝早くから夜の9時〜10時まで延長保育をしているところもあります。
また、土曜日、日曜日にも休日保育を行っている所もあります。

保育士さんの勤務時間は基本的には8時間前後に設定されていますが、預かり時間の長い保育所では交替制勤務を採用して対応しています。

保育士が働く保育園と似た職業・施設に幼稚園教諭が働く幼稚園がありますが、幼稚園と保育園は保育時間や預かる年齢の違いなど様々な相違点があります。
基本的には保育園は保育が中心で幼稚園は教育が中心になります。

就職について

保育士の求人は多く、資格を取得すれば就職はできる状況です。
就職先を心配する必要はないでしょう。

保育所には公立と私立の2つの保育施設があります。

【保育所・保育園について】
-私立保育所-
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就職:就職は門戸が広く、採用面接のみなので容易。
収入:平均年収300万円程度で伸びしろは少ない。
特徴:離職率が高い。そのため若い人が多い。
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-公立保育所-
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就職:公務員試験をクリアする必要がある。難易度が高く難関。
収入:公務員なので収入は公務員の規定どおりに上昇していく。
特徴:辞める人が少ない。そのため年配者も多い。
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公立と私立では待遇の差が大きく、公立の保育士はその好条件を背景に長く働き続ける人が多いようです。
一方、私立では仕事のハードさと給料の低さから離職率はかなり高い状況になっています。
それならば公立保育園に就職すれば・・となるところですが、公立の保育施設への就職は厳しく倍率数十倍も珍しくありません。
私立ではパート・アルバイト雇用も多く、少子化で更に厳しくなる事も予想されます。

最近は男性の保育士を採用する保育所も増加傾向にあるようです。
保育士の就職先はほとんどが保育所。実に9割以上が保育所に勤務しています。
その他の勤務先には、乳児院、児童厚生施設、障害児施設、盲ろうあ児施設、母子生活支援施設、ベビーホテル、児童家庭センター、商業施設に設置された保育所などがあります。

収入は?

保育士全体の平均月収は20万円強で年収にして約320万円。
アルバイトやパート採用の場合は900円前後とのデータがあります。

保育所には公立と私立の2つの種類があります。
公立の場合は公務員の身分となるため、年齢を重ねる毎に上昇していく公務員としての給料が支払われます。
一方、私立の保育所の収入は各保育所の規定次第ですが、経験を積んだとしても、ほとんど収入が増える事はないと言います。

その為、公立か私立かで最終的な待遇は大きく異なってきます。
臨時職員やアルバイト・パートでの採用を中心に行っている所も多く、一生の仕事というわけにはなかなかいかない状況。
寿退社を前提とした保育所もあるとかないとか・・。

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-更新13-03-01 -チェック14-04-01