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不動産鑑定士

国家資格 短答式:20%〜30%程度
論文式:10%程度
かなり難しい 2年以上は必要
制限なし

不動産鑑定士はその名のとおり不動産の鑑定評価を行う専門家。
国家試験である不動産鑑定士試験に合格すればなることができます。
不動産鑑定士試験の難易度は高く、司法試験、公認会計士試験と並んで日本最難関の国家試験と言われています。

平成18年から新しい制度による不動産鑑定士試験が実施されています。
以前は第一次試験から第三次試験まで3段階の試験で行われていましたが、短答式試験及び論文式試験の2段階により実施されてます。
更に、受験資格も撤廃され、短答式試験に合格後、翌2年は短答式試験免除となり受験しやすくなりました。

新制度では、試験合格後すぐに不動産鑑定士として活躍することはできません。
試験合格後に受講できる実務修習において、不動産鑑定士となるのに必要な技能及び高等な専門的応用能力を修得し、その修了について国土交通大臣の確認を受けることによって、不動産鑑定士になることができます。

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資格区分

国家資格

受験資格

短答式:制限なし
論文式:短答式に合格した者

試験日

-平成25年度-
【短答式】
5月12日
合格発表:6月28日

【論文式】
8月3日・8月4日・8月5日
合格発表:10月18日

-申込期間-
電子申請:2月15日〜3月8日
書面申請:2月22日〜3月8日

試験会場 【短答式】
北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

【論文式】
東京、大阪、福岡
試験科目 【短答式】
・不動産に関する行政法規
・不動産の鑑定評価に関する理論

【論文式】
・民法
・会計学
・経済学
・不動産の鑑定評価に関する理論
受験料 書面申請:13000円
電子申請:12800円
問い合わせ先 国土交通省
不動産鑑定士
合格体験記
不合格体験記
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不動産鑑定士詳細
資格情報

不動産鑑定士資格取得ルート


短答式

論文式

不動産鑑定士試験合格

実務修習
(1年・2年・3年の3コース)

修了考査

不動産鑑定士登録
難易度は?

試験内容について

不動産鑑定士試験には、短答式試験と論文式試験があります。

短答式試験に受験資格はなく試験は
・不動産に関する行政法規
・不動産鑑定評価理論
の2科目。

論文式試験は短答式試験合格者と免除者が受験でき、論文試験に合格すれば不動産鑑定士試験の合格となります。
・民法
・会計学
・経済学
・不動産鑑定評価理論
・不動産鑑定評価理論(演習科目)

論文試験合格後に不動産鑑定士として登録するには、日本不動産鑑定協会で実務修習を受ける必要があります。1年コース・2年コース・3年コースの3つがあります。

実務修習には以下の3つがあり、修了後には修了考査を受験し、合格すれば不動産鑑定士として登録することができます。

1.講義
2.基本演習
3.実地演習

学習期間について

不動産鑑定士試験合格者の学習期間は早い人で1年程度、一般的には2年〜3年程度の年単位の対策が必要。
不動産鑑定士は難関資格であり、独学での合格は厳しく、資格スクールの活用は必須といえるでしょう。
社会人の受験者も多いが、働きながらの受験はなかなか大変で合格できずにあきらめる人も多い。

合格率

不動産鑑定士試験の合格率


2012年度   受験者 合格者 合格率
短答式 2003人 616人(男:532人 女:84人)
平均年齢:36.7歳
最年少:19歳 最高齢:70歳
30.8%
論文式 910人 104人 (男:93人 女:11人)
平均年齢:34.7歳
最年少:20歳 最高齢:80歳
11.4%

2011年度   受験者 合格者 合格率
短答式 2171人 601人(男:544人 女:57人)
平均年齢:36.5歳
最年少:19歳 最高齢:70歳
27.7%
論文式 1038人 117人 (男:99人 女:18人)
平均年齢:32.1歳
最年少:21歳 最高齢:63歳
11.3%

2010年度   受験者 合格者 合格率
短答式 2600人 705人(男:621人 女:84人)
平均年齢:35.8歳 
最年少:20歳 最高齢:71歳
27.1%
論文式 1130人 106人(男:99人 女:7人)
平均年齢:30.6歳 
最年少:22歳 最高齢:50歳
9.4% 

2009年度   受験者 合格者 合格率
短答式 2835人 752人
(男:664人 女:88人)
平均年齢:35歳
26.5%
論文式 1230人 124人
(男:113人 女:11人)
平均年齢:32.9歳
10.1%

2008年度   受験者 合格者 合格率
短答式 3002人 678人
(男:593人 女85人)
平均年齢:34.7歳
22.6%
論文式 1308人 132人
(男:119名 女13人)
平均年齢:31.4歳
10.1% 
仕事内容は?

仕事内容について

不動産鑑定士の仕事は大きく分けて、鑑定業務とコンサルティング業務の2つ。
相続不動産、土地売買、様々な要求に対する土地の鑑定、評価業務。
公共団体や民間の求めに応じて、不動産に関するカウンセリング等を行います。

不動産鑑定士の仕事の需要は土地や建物の売買が盛んな大都市圏に多く、大都市圏に不動産鑑定士が集中する傾向にあります。

女性の割合

不動産鑑定士試験の合格者は2割程度が女性ですが、不動産鑑定士の女性の割合は少なく1割程度。
建築・建設系職業は女性の割合が少ない傾向にあります。

収入は?

収入について

不動産鑑定士の平均年収・収入は例年600万円〜700万円程度。
独立した場合は年収1000万〜ぐらいが平均的と言われてます。
経験を積んで独立する人も多く、有資格者がそれほど多くないため比較的独立しやすい資格ではあります。

会社に勤務している場合は会社次第ですが、不動産鑑定士が所属している不動産系・金融系企業は一般的に年収が高く設定されているため、平均より高い給与水準が期待できます。

就職について

就職について

合格後は鑑定士事務所に就職することが多く、その他では不動産を扱う信託銀行や不動産関係会社など。
不動産鑑定士を取得して就職に困るといった事は無いようです。
ただ、不動産鑑定士は飽和気味との意見もあり、将来的にはやや不透明との予測もあります。

就職先情報が日本不動産鑑定協会に掲載されているので条件などを参考に。
年齢的には当然、若いほど良い。
合格者は20代後半〜40代くらいまでが多い。
少し意外ですが、不動産鑑定士にはパソコンの能力が必須になっています(EXCEL、WORDなど)。

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