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資格ガイド資格取得者インタビュー>自動車運転免許 高井さん2

資格取得者インタビュー 自動車運転免許

――自動車免許取の際の学科の勉強面で苦労した部分はありますか?

始めの内は仮免許の合格点にもなかなか到達しませんでした。最初は自動車免許について知らない部分がほとんどでしたので。
しかし、教習所のパソコン室で一問一答のテストが行えるので、その日に受講したものをパソコンで復習したり、講習の合間の時間をしたり、コツコツと勉強を行うことにより仮免許の合格点に到達することができました。
勉強をする環境は自宅よりも合宿先の方が整っていましたね。ご飯の用意などもしなくても良いので、一人暮らしの家で勉強をするよりも勉強に集中できました。
合宿先も教習所から近いのも良かったですね。
また、卒業認定試験の筆記にも苦労しました。卒業認定試験の筆記は山形で取得することはできないんですよ。住民票のある地域での試験になるのですが、各県により問題は異なります。勉強した内容を忘れてしまわない内に免許センターへ取得しに行きました。ただ、山形の問題と東京の問題は少し特色が違うので、戸惑いましたね。東京は一番難しいと教官に言われていたので、一発で取得できたのは奇跡に近いです(笑)
山形でできた友人の話を聞くと筆記試験で落ちたという人もいたので、油断はできないなと感じます。

――教習所の敷地内での実地教習での苦労はありますか?

クラッチを覚えたての頃は、50回はエンストしました(笑)
山形でできた友人の中でも私はエンスト回数が断トツで多いかもしれません。
マニュアル車限定になるかもしれませんが坂道発進などは苦労しました。半クラが上手くいかず焦ってしまう場面もありましたね。
ギアチェンジなども上手くいかずエンストをしてしまうこともありました。
その他に縦列駐車やS字、クランクなども大変でしたが、友人同士でアドバイス仕合いながらなんとか乗り切りました。周りが頑張っているのを見ると自分への刺激になりました。良い環境で学べたと思います。
あと、教習所内で猫を飼っているのですが、猫が飛び出してきたり、車の下に入り込んだりという部分も思い出に残っています。学科の講習中に教室内にも猫が入ってきたこともありましたね(笑)

――路上教習での苦労があれば教えて下さい。

一般車が走っているので最初は緊張しました。サイドミラー、バックミラーなどのチェックも教習所内よりも丁寧に行いました。歩行者の確認なども細心の注意を払いましたね。
教習所内では少し周りから出遅れているのではと考える部分もあり、路上に出た時は敷地内で失敗した経験をバネにし慎重に行うことができました。
踏切にて窓を開けて音を聞きながら、左右確認を行うのですが寒さはやはり大変でしたね。

――自動車免許を取得する前と後の変化はありますか?

街中に溢れる標識の意味や、車のルールなどが分かるようになりました。普段何気なく見ていたものが理解できるようになり、車や自転車に対する配慮も行えるようになりました。
自動車免許というものが単純に誰でも取れるものだと思っていたのですが、苦労をして取得をしたので、子どもの頃の習い事の送り迎えや、学校で体調が悪くなってしまった時の送り迎えなどをしてもらった親にも感謝する心が芽生えてきました。
助手席ではなく運転席に座ることによって、自動車を運転するということの責任や重みを感じることができましたね。

――東京に住んでいるということで、交通の便も良いと思いますが、自動車免許取得後、車に乗る機会はありますか?

夏休みや春休みなど帰省する際には、運転の感覚を忘れないように必ず乗るようにしています。

――これから取得する方にメッセージをお願いします。

私は学生なので学生向けになるのですが、地方で免許を取る場合は在学証明書をJRに持って行くと割引になるのでお得になります(笑)
また、社会人の方にも言えることですが、免許を取ることで楽しみが広がりました。これまでは公共交通機関で行けるところばかり行っていたのですが、レンタカーを借りて海に行ったり、山に行ったりと楽しみも増えました。
試験自体もコツコツ勉強すれば必ず取れると思うので、頑張って取得して下さい!

(取材・文:舟崎 泉美)

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